眉デザインレッスン券
先週、会社から一番近いお店で、目薬を2つ買った。そこはとっても小さい薬局なのだけれど、棚の大半が化粧品で占められている。
お金を払おうとレジの前で待っていると、お姉さんが棚をごそごそ。
口紅のサンプルが確か...
あら、スッピン?日焼け止めは?
お顔立ちがとてもハッキリしてるから苦手ならメイクはしなくても良いと思うんだけど日焼け対策だけはして欲しいそれと眉ね眉を描くとそれだけで印象が違いますよそんなに印象的な目なんだから眉を描けばもうファンデーションはなくて良いくらいでも日焼け止めは塗らなくちゃ
いつにします?今時間あります?お仕事帰りでも大丈夫ですよ?本当にせっかく目元パッチリなんだからそれを活かさなくちゃ眉をキチンと描くだけでお客様なら地味なお顔立ちの人がしっかりファンデーション塗ったくらいに良くなりますよ
彼女の右手には「眉デザインレッスン券」が。
句読点のなさに圧倒されて、言われるがままに眉レッスンを受けることにした。無料レッスンが終わった後ムリヤリ何か買わされそうになっても、断る自信もあったし。だってねぇ、そんな今更。
...で、行ってきました「眉デザインレッスン」へ。
前髪をパッチンで止めて、胸元にはピンクの前掛け。
ワタシの日頃の眉事情をインタビューしようとして、その度に「あ、スッピンですもんね」という彼女。たぶん、普段の様子を聞きながらレッスンを進めるのが、いつものパターンなんだろうナ。
こんな眉になりたいとかあります?
自然な眉ね、そうですね、イシダさんは顔立ちがハッキリしてるからその方が良いと思いますよ。それに、表情がすごく豊かですよね、そういうタイプの人は自然な眉でもちゃんと自己主張できるんですよ、地味なお顔立ちの人は、眉と、あとアイメイクね、ほらまぶたなんかの、そういうテクニックが大事なんですけど、それから、ファンデが苦手なら、グロスだけでも、この際リップクリームで良いカナ、
読点は増えたけど、句点がまだ足りなすぎる、彼女の話し方。
普段ほとんど鏡を見ないから、自分の顔をまじまじと見るのは久しぶり。
彼女は何度も「顔立ちがハッキリしてる」と言うけれど、そうかなぁ?確かに二重のラインはくっきりしてるけど、目が大きいって感じもしないなぁ。それに、特別派手!な顔でもないと思うんだけど...派手な顔というのはリエちゃんのような顔だと思うんだけど...
表情が豊かなのは、うん、確かにそうなんだけれど。
彼女が描いてくれた左の眉、自分で描いて補正された右の眉。
眉を描かれ、さらに眉毛を切られる。それっぽく言えば、眉をカットしてもらった...カナ。
良いんだか悪いんだか、イマイチわからない。
ただ確実に、印象は変わった。コレに少しの口紅を加えたら、きっとファンデーションまでバッチリ塗っているような印象になるハズ。だって、唇が荒れて赤くなると、いつもみんなに「今日お化粧してる?」って聞かれるもの。
(コレは昔からなんだけど、本当にどうしてなのかなぁ!?)
眉レッスンをしてくれたタネセさんは、最初から最後まで、一度も化粧品の購入を促さなかった。
この際高校生の頃に買った眉ペンシルで良いからそれで練習してみて、と言ってた。そして、自分ひとりで描いた眉を見せに来て、とも言った。
不思議に思って「何も勧めないんですか?」と聞いてみた。
「一応商売ですから普段は勧めますけど、イシダさんには、まず眉を描いて欲しくて、あと日焼け止めね、飾るというよりも保護してもらいたいの、せっかくハッキリした顔立ちなんだし」
最後まで、ハッキリした顔立ちと言われ続ける。
お父さん、優子の顔って、そんなにハッキリしてる?そうでもないよねぇ?