今、見えましたか?
会社にはよく、営業の電話がかかってくる。知らない会社名の人から「社長さん」への電話は、120%営業の電話。いつもいつも、留守だと言ってと断る。
今日のお昼休も、営業の電話がかかってきた。名前は忘れてしまったので、ここでは「鈴木商事の佐藤さん」とでもしておこう。
「鈴木商事の佐藤と申します、お昼時に失礼ですが、社長さんは、今、見えましたか?」
0.1秒の連想ゲーム。
見えましたか?→見えませんでした→近眼なので!
笑いそうになるのを堪えて、いつも通り留守だと断る。すると佐藤さん、たたみかけるように「では、社長さん、明日は参りますか?」と続ける。とうとう、ほんの少しだけ笑ってしまった。
「参りますか?」は論外としても、「見える」というのは「居る」や「来る」の尊敬語だから、最初の「今、見えましたか?」はちょっと惜しい気もする...!?
この奇妙な過去形は、ファミリーレストランの店員さんが、入店して来たお客さんにいきなり「2名様でよろしかったでしょうか?」と過去形で聞いてしまう流れと同じなのかしら。
おかしな日本語という話題になると、必ず「こちらコーヒーになります」が登場するでしょ。これは過去形にならないのかしら。喫茶店で「こちらコーヒーになりました」なんて言われたら、つい「コーヒーになる前は何だったの?」と言ってしまいそう(笑)