いつも楽しそう
今朝タバコの自動販売機の前でお財布を出そうとしたら、その販売機の前に用意されているベンチでタバコを吸っている人に
「いつも楽しそうに歩いてますよね」
と話しかけられた。薄いピンクのネクタイをしたサラリーマンで、30代後半...といったところ。時々利用する場所だけど、見覚えはないと思う。知らない人。
「ワタシですか?楽しそうに?」
「いつもニッコリっていうか」
「音楽を聴いたり植物やビルの工事を観察しながら歩いているからかもしれません」
「ビルの工事?楽しいんですか?」
「大きなクレーンで、鉄骨を吊り上げたりするのが面白いです」
「今日は何を聴いてるの?」
「ここのところは、ずっとルーリードです」
「へぇ...そんなの聴くんだ、みかけによらず渋好みなんだ」
「(ちょっと肩をすくめるワタシ)」
「だから黒が多いんだ」
「???」
「ファッション。黒が多いよね」
「あ、それは選ぶのがラクだからで、ルーリードとは関係ありません」
「そっか(笑)」
あとはテキトウに会釈して、失礼しますなんて言いながら別れる。
お昼にアサイさんに話したら、目をまるくして驚かれる。
ワタシも最初は少しびっくりした。だって、話しかけてくる人はたいていオジさんかオバちゃんで、今日のように若い人は珍しいから。でも、彼はきっとワタシと同じように愛想が良くて人懐こいタイプなのだろうと思ったからなのか、あまり抵抗感はなかった。
彼女に「それって新手のナンパかストーカーじゃないんですか!?」と言われたけど、朝8時50分にビジネス街でナンパするヤツはいないだろう...ということで、ナンパ案は却下。見た目も話した感じもとても普通だったので、ストーカー案も却下。
朝のビジネス街は、みんなが下を向いて足早に歩いている。そんな中、表情をクルクル変化させながらアッチを見たりコッチを見たり足を止めたりしているワタシの姿が、たまたま目に留まっただけなのではないか?というコトで落ち着く。
アサイさんには「でも服の色までチェックされてるっていうのが...」とも言われた。最近は物騒な世の中だから、ワタシのように気軽に見知らぬ人と話すようなタイプの方が、事件に巻き込まれる確立が高い気がする...って。
知らない人との世間話もキケンかも知れないなんて、なんだかイヤな世の中だと思わない?でもまぁ、小学生の登下校に親の送迎も珍しくない時代だからなぁ...