カモナ・マイ・サイト > サイキンノイシダユウコ > 日々順番に読む[熱いキス]
homeblogphotoinfo

« 楽譜を見に行く | メイン | まずは記号の謎から »

2005年7月15日

熱いキス

会社ビルを出たところで「今日は暑かったからビールがおいしいかもネ」と話したのが、事の発端。2人してキラリと目を光らせて、アサイさんと「ちょっとだけ」飲んで帰ることにする。

会社のそばに、立ち飲み屋をみつけた。
そこはオシャレなお店ではなくて、サラリーマンオヤジ御用達の、普通の立ち飲み屋さん。ちょっとだけ飲んで帰るにはピッタリ。

お店の前に出ている台に陣取り、大きめの灰皿の中にお金を入れたら準備完了。たとえオヤジしかいないボロい立ち飲み屋でも、これはこれで「オープンカフェー」なワケで。涼しい風に吹かれながらビールを飲み、灰皿のお金を掴んで小さな店内にすべりこみ、冷やっこなんぞを持って台に戻る。
灰皿の中のお金が無くなったら帰ろうネ、なんて雰囲気で。

実家暮らしのアサイさんは、金曜日の夜だけ、まこっちゃん(彼女のステディ)の家に帰る。突然の寄り道を決めたワタシたちは、携帯メールを送ったり、電話がかかってきてもスグに気が付くように携帯のマナーモードを解除したりして、お互いに相手の事を気にかけながら飲んでいた。

...はずだった。

若いサラリーマンが日本酒をご馳走してくれたので、遠慮なくいただく。ワタシのタバコの趣味が渋いと何度も繰り返す人には、チェリーを1本あげた。デンマークから一人で旅行に来ている外国の人とインチキな英語で話し、彼のデジタルカメラに収まる。飲みすぎて何を言ってるのかさっぱりわからないオヤジの説教をありがたく拝聴した。灰皿のお金はなぜか減ることがなく、いつまでも終わらない「ちょっとだけ」の時間。

乗りなれない都営新宿線に乗り、さらに乗り換えなくてはいけない彼女がなんだか心配。ホームまで一緒に行こうね、電車に乗るまで一緒にいようね、ホームでまこっちゃんに電話しようね、駅まで迎えに来てもらおうね。
まこっちゃんに電話して「イシダさんといるから、帰らないから、私帰らないから」と言う彼女。パワー炸裂、こりゃイカン。電話を代わり、笹塚行きの電車に乗る事、私も一緒に行く事、笹塚まで迎えに来て欲しい事を告げる。

笹塚で降りた私たちを迎えたのは、明らかに怒っているまこっちゃん。
帰らないといい続ける彼女、黙ったままの彼。ワタシの鞄を抱きしめている彼女と目を三角につりあげている彼を、少し離れて見守るワタシ。

ワタシのために駅のホームまで来てくれた彼ら。
今度はワタシが、乗りなれない電車に乗らなくてはいけない。もう家までの電車はとうに終わっている。どこまで電車でいけるかな。

...こんな風に書くと、ワタシはしっかりしているように思う?
決してそんなコトないよ。ワタシもパワー炸裂。
だって彼女と、かなり熱いキスを交わして別れたんだもの!

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hoppeta.org/cgi/mt/mt-tb.cgi/100

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)