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2005年8月 9日

黒塗りの車を初体験

週末の睡眠不足を月曜の夜から今朝にかけて一気に!解消するつもりだったのだけれど、夜中に何度も目が覚めてしまい、作戦失敗。

このままぢゃあキーボード叩きながら眠ってしまいそう...
そんな時に郵便局へおつかいを頼まれて、いそいそと外出。顔を上げて太陽を浴びるも強烈な眠気はちっとも消えず、歩道をゆっくり、目を閉じて歩いた。

小さなクラクションに顔を上げると、黒塗りのいかにも高級そうな車。あ、モチヅキさんだ。時々運転中の彼と遭遇することもあるんだけど、いつものように軽く会釈しながら手を振った。

「どうしたの?元気ないの?」

さすがに、どうしても眠たいから目をつむって歩いているとは言いにくい。ちょっと照れながら、暑くてうんざりしてしまって...とかなんとかテキトウに。

「乗せてあげようか?僕も帰るところだから」
「いえ、そんな!」
「まぁすぐそこだから歩いた方が早いけど、涼しいよ」

モチヅキさんは何度か「チェリーおじさん」として「サイキンノイシダユウコ」に登場している、あのおじさん。彼がいつもピカピカに磨いているその車はきっとエラい人専用で、ということはワタシには絶対!縁のない高級車なのだと思う。
とても図々しいとは思いつつ、その車に乗ってみたいというキモチに負けて、助手席に座らせてもらうことにした。

ゴージャスな内装に目を白黒させて驚く。ゆったりした座り心地の椅子は革張りでツルツル、アチコチがピカピカした木目調、メーター類もなんだかムダに高そうで、こうなるとシートベルトまで高級感溢れる素材に感じられてしまう。ちょっと興奮しちゃって、感じたことが次から次へと口から溢れた。

「キミは素直なコだねぇ」
「慣れない高級車に興奮しちゃって」
「ハハハ」
「やっぱりエラい人専用なんですか?」
「うん、僕は社長の運転手だから」
「じゃあ、いつもは社長さんを!?」
「そう。いつだっけなぁ、一度イシダさんの事を話したよ」
「ワタシの事をですか?社長さんに?」
「社長を乗せてる時に、歩いているキミが挨拶してくれたから」

会社ビル周辺は一方通行が多いので、確かに歩いた方が早い。多少遠回りしたけれど、それでもやっぱり乗車時間はほんのちょっぴり。ビルの前に横付けしてくれた。なんだか出世した気分(笑)
あんな車に乗るだなんてたぶんコレが最初で最後だろうなぁ...

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