セクハラコード
風邪でお休みしていた社長が、今日は来た。
もうすっかり治ったんですか?と聞くワタシに向かって、突然「イシダさん全然運動してないんだよね?」と社長。彼の視線のその先には、ワタシの柔らかいお腹が(笑)
「うっ、してません。運動量はマイナスです。それはつまり、いかにも運動してないお腹だねってコトですか?」
「イシダさんウエストあるじゃん、すごいじゃん」
「ウエストがあるなんて言われたことありませんよ!柔らかそうとは言われても(笑)」
「柔らかいの?」
「社長、その手つきはかなり微妙です。セクハラコードに抵触します」
「ダンナさんに怒られちゃうよな」
「そういう問題ではありません。よそで言ったらダメですよ?」
社長は時々、例えば膝を突き合わせて仕事の説明をしているなんかに、脈略もなくおもむろにワタシの腕を掴んで「たくましいよなぁ」と言ったりすることがある。その度にお愛想半分で「女子社員の腕を掴むのはセクハラコードに抵触します」と言ったりするものの、実際のところはワリとどうでも良い。
考えてみると、腕を掴まれたりウエストやお胸について言及されたりするのはワタシに限られている。彼なりに相手を選んでいるのかも知れない。まぁワタシだって、相手が社長だから「どうでも良い」と思っているだけで、相手がもしササキさんだったとしたら(まずあり得ないけど)、かなりイヤ。
うー、ヘンな想像しちゃった。
会社で「エロオヤジ」のセクハラ攻撃を受け、かなりつらい思いをしている女性が大勢いると思う。
だけど、世に言う「キモい」オヤジに肩をぽんとたたかれながら「おはよう」と挨拶されるのは強烈にNGなのに、とってもステキな男性社員に、自主的にボタンを外しているブラウスの胸元をちらっと見られるのはOK...という女性も大勢いるんだろうナとも思う。
なんにせよ、振りまく色気が全くないワタシには、あんまり関係がない。