2005/09/21
押入れの中から編み物本を探し出したとき、ついでに何冊か本を引っ張り出したんだけど、そのうちの一冊がこの「ボビー・フィッシャーのチェス入門」なんだ。
(これにもナカムラメモが挟まってた)

この本はチェスの問題集。ようは詰将棋の問題がいっぱい集まっている感じ…と言えばわかるかしら。駒の動かし方を解説する章の最初には「知ってる人はココは読まずに15ページへ」なんて書いてあったりして、問題がだんだん難しくなっていくの。
ページ上部には前ページの回答、ページ下部には問題…という作りになっているんだけど、この本の面白いところは、右ページだけを読み進んでいく、ページのデザイン。第一章の冒頭の一部を引用すると
右ページだけ読み進んで下さい。最後まで読んだら、本をさかさまにして、また右ページだけ読み進んで下さい。
ということなのです。つまりは

こういうこと。伝わるかしら。
セーター製作にのめりこむと、待機中の本が読めない。その本を読み始めてしまうと、セーターの完成が遠のく。時間のやりくりに追われているのに、昨日の夜からとうとう、この本で復習を開始してしまいました。
どれもこれも、好きなことばっかり。
よーく考えたら、地味だけど贅沢な悩みなのかも。
電車で赤裸々な会話を繰り広げる2人組みのお顔を、ようやく拝見する機会に恵まれた今日。
盗み聞きは良くないワ…と反省したので、極力聞かないように努めたモノの、どうしても聞こえてきちゃうんだもん。
週末に「一応ね」のボーイフレンドのお家へ遊びに行く事になっている彼女は、優しいママの指導のもと、肉じゃがの特訓に余念がない模様。
うーん、やっぱり女の子の「勝負料理」は肉じゃがなのか…
根拠もなければ経験もないけれど、肉じゃがって「女子が考えるオトコうけする料理」ランキングでダントツ1位…というイメージがある。あくまでも「女子が考える」というところがポイント。
マイエプロンなんか持参しちゃって(書くのも恥ずかしいが)
「ほら、私って肉じゃやがとか得意なんだよ、意外と(←重要)女の子らしいでしょ?おいしい?ねぇ、おいしい?」
てな事を強烈に、かつ、あからさまにアピールしたい時に作る料理。
で、肉じゃが以外に作れるアイテムを抜き打ちで質問されちゃったりすると、答えに窮してつい「和食」と答えてしまうような…
こんなイメージ、ワタシだけかしら。
健気なのか、それとも、ハイリスクな打算!?
2005/09/20
編み物をしていたら、机でうたた寝をしてしまった昨日の夜。
(こういうコトは珍しい)
連休の寝不足を解消すべく慌ててお布団にもぐりこんだのだけれど、キモチがなかなか静かにならず、上手く眠れない。
ここで活動を開始してはイケナイし、グルグル考えてもダメだし、時計を見てもいけないし。
タオルケットにくるまって、とにかくじーっとしていることにする。どの位の間そうしていたのかわからないけれど、気がついたら、なんとなくまぶたが腫れぼったい朝。
…そんなワケで、今朝の通勤電車の中でも続く、ボンヤリとした眠気。
ササキさんがまたいつもと同じようなことで社長に怒鳴られてる。
先週無断欠勤(!)していたオンナ部長の機嫌はサイアク。
先週書いておいた「イシダ仕事メモ」がなぜか1ページ足りない。
2ヶ月前にリリースしたプログラムのバグが発覚。
試しにガムなんぞ口に放り込んでみるものの効果ナシ。
最近聞かなくなった「アンニュイ」という言葉を思い出しつつ、ちっとも捗らない午前中になってしまった。
2005/09/19
とても面白いサイトを発見。
時間があるときに、クリック前に世界地図を頭に思い浮かべてから(非常に重要)じっくり見るべし。
借力[CHAKURIKI] バカ世界地図
今月で育児休暇が終了するオオモリさんと、新宿で会う。
ランチを食べながら、彼女が一番気にしているであろう「会社情報」について詳しく解説した。
お兄ちゃんの七五三に向けて「ママスーツ」が見たいという彼女につきあって、しばらくウインドウショッピング。後をついて周りながら、自分用のお洋服なんぞをチェック。
衝撃的にかわいいスカートがワタシを誘う。
ハナヂが出る程にカワイイ。たっぷりした細かいギャザー、適度な長さ、手触り最高、色がキレイで、裾に広がる控えめな刺繍が群を抜き、オオモリさんには「いかにもイシダさんっぽいスカートじゃありません!?」なんて言われたりして。
でも、深呼吸7回で衝動買いをガマン。
えらいゾ、ナカムラ。
アクセサリー売り場で、とてもステキなピアスに遭遇。
しかもチョーカー(首に巻くヤツ)とセットだったりなんかして、炸裂する妄想。
だけど、(オオモリさんに大丈夫ですか?と言われながら)深呼吸10回で衝動買いをガマン。
自重したな、ナカムラ。
お財布売り場でがっかり。
わかってるよ、こんなところでカッチョイイお札入れに出会えるワケがないコトなんて、とっても良くわかってるよ。生涯の友になり得る札入れを一体何年探してると思ってるのさ。ほんのちょっぴりでも期待した自分が悪いのさ。
だから、深呼吸1回で復活。
香水売り場で、優しい香りを発見。
たちくらみしそうな程に優しい香り。この立ちくらみ感は優しい香りのせいではなく、単に「人工的な香りに極端に弱い体質」のせい…と、自分を分析。
結局、深呼吸3回でガマン。
良く耐たぞ、ナカムラ。
(耐えるウラには、化粧品売り場独特の香りにヤラれて多少の休憩が必要だったという背景がある)
CD売り場で、読んだことしかなかった曲が入っているアルバムを発見。
オオモリさんが手を洗っている間に、そのアルバムはワタシの手中に。
ナカムラさん、深呼吸で色々ガマンできるんぢゃあなかったの?
志賀直哉の「和解」を読む。
会社帰りにフラフラと購入した。なぜイマサラ志賀直哉そして「和解」なのかは、我ながら不明。
本当は、久しぶりに一人で過ごす明日(あ、もう今日なのか)の夜にゆっくりと読むはずだったんだけど、
(火曜日に滋賀県日帰り出張の予定が入ったイシダさんは、当日早朝出発組を尻目に、前日から京都に帰って一泊することにしている)
また間違えてがーっと読んでしまった。
以下、ネタバレありの感想。
最初の子どもが亡くなるところ2人目の子どもが誕生するところ、赤ちゃんの死と生の描写がやけに生々しい。特に亡くなるところが印象強くて、途中でページを戻して何度も読んだ。順吉(つまり志賀直哉自身)の気持ちがダラダラ書かれていないのが、また生々しさを増大させている気がした。
その時の彼の気持ちを上手く考える事ができなかった。
もしかしたら「生きてくれ」とうい以外に何も考えてはいなかったのではないか?程度にしか、考えることができなかった。
生まれたばかりの子どもが危篤に陥るという経験はもちろんないし、これから先もまずないと思うけれど、上手く考えられない理由が「未経験」にあるとは言えない。どうして上手く考えられなかったのかというコトについて更に考え始めると収拾がつかなくなりそうなので(脳みそのスペースが限られているのでしばらくムリ)、今回はナカムラメモに書くだけにして、そのまま放置するつもり。
で、肝心の父親との和解。
あんなに静かで強烈な対立をしていた2人の和解劇は、多少唐突すぎる気もするけれど、不満に思うほどではない。どちらかというと、しっくりきた。
それはたぶん、彼の気持ちが左右にブレることなく一貫して頑なだったからだと思う。父親にたいしてのわだかまりは、時間の経過と共に単なる意地の張り合いになっていないと思う。だからこそ、和解への流れもまた、一気に加速していったのではないかと思う。
常にアレコレと無駄なことばかりを考えているワタシには、彼のような一貫性が不足している気がした。もちろん彼も色々考えて始終迷っているのだけれど、なんていうか、迷う事とアレコレ考える事とは、決定的に違う気がした。

和解
志賀直哉
新潮文庫