彼女には言えない
会社のオオモリさんと寄り道、上野にて。
ランチタイムに珍しく何度も携帯メールを送る彼女が、ニヤリとした表情で「イシダさん今日予定あります?」なんて、身を乗り出しながら聞いてきた。
ダンナさんの仕事の予定が変わったみたいで、今日は、彼がチビッコを保育園に迎えに行ってくれることになったんだって。
なんとなく、三ツ葉屋→ビックカメラ→ちょっとだけお店...という寄り道コースを考えていたワタシ。
だけれど彼女の楽しそうなお顔を見て、彼女とお酒を飲むことにした。
そのコースは月曜日にスライドさせよう。
あのね。
彼女は仕事のグチを話すのが、大好きなの。
進展や解決や対策や未来はなく、ただひたすらに「不平不満」を言うのが大好きなの。たぶんそれが、彼女の「ストレス発散作戦」なのだろうとは思うのだけれど。
仕事のグチが終わった後半戦は、とても楽しい。だから、彼女と寄り道するのだけれどね。
しかしながら前半戦は、ちとツライのである。
いつもいつもそうなのだけれど、彼女が程よく酔うまでの約2時間、頑張って彼女のグチに耳を傾けるワタシ。ときどきは話題をムリヤリ変えようと試みるものの、それはたいてい、失敗に終わる。
知っている人は知っていると思いますが、ワタクシは、お酒の席で仕事の不満を話すのが、あんまり好きじゃないのです。
せっかく寄り道しているのにそんな話をするなんて、とってもイマイチだと思わない?
お仕事の話をするのはOK。
タラタラ愚痴を言うのはNG。
いつか彼女にそれを伝えたい...と思いつつ、今日もまた、どうしても彼女には言えないワタクシなのであった。