桜橋、光る月、流れる雲
昨日、金曜日の夜のこと。
なんというコトもないのだけれど、コーヒーが飲みたくなったので、コーヒーを淹れる。要するに気分のモンダイなのか、その後、お酒を飲まなかった。
なんだかんだで、バリバリ残業中のイシダさんを会社まで迎えに行くことになる。
普段なら「要事前予約」なのだけれど(帰宅後にお酒を飲まない夜などありませんので)、コーヒー効果で、迎えに行く事ができた。
帰りの運転はイシダさん。
遅い時間に首都高を走るのはよくあるけれど、助手席に座ることは、そういえばほとんどない。
イシダ家は基本的に「ハンドル争奪戦」なのだけれど、力関係の具合なのか、帰りの運転はたいていワタシの担当だもの。
助手席から、普段見ることのない景色を見た。
夜の高層ビルはちらほら窓の明かりがついていて、屋上には「謎の赤いランプ」が点滅している。巨大なクレーンは眠っていて、木々の葉が街灯に照らされて少し迷惑そうにみえた。
隅田川沿いには、街灯が規則正しく並んでいた。
川にかかるいくつかの橋は、どれも表情が違う。
なかなか美しい。知らなかった。
桜橋の手前で空を見上げたら、中途半端な形をした月。
雲から透けるように、ぼんやりと月が見えた。
ずっと見ていたら、雲が流れていくことに気がつく。
月の位置は変わらずに、雲だけが、少し早いスピードで流れていた。