人間だった
今日は青いお空が気持ち良い朝。
顔を上にあげ、青色のお空を見ながら歩く。
最近のワタシのハートをガッチリ!キャッチ!!している「工事中ビル」は、パピコでお馴染みのセブンイレブン前。上空にある赤と白のクレーンを観察するのが日課で、その「はみ出しっぷり」が激しい朝は、足をとめてじーっと見る。
(誰がなんと言おうと、それはとても美しい。)
今朝も見た。
はみ出しっぷりはだいたい中の下...という程度だったのだけれど、そこには、見慣れない「何か」があった。ひょっこりと、人間のお顔のようなものが街の様子を伺っているように見えた。
んー...
人間?マネキン?
人間のお顔に見えるけれど、ワタシの矯正視力ではイマイチ判断しかねる。マネキンのはずなどないのだけれど、全く動いていない気がして、人間だとも思えない。見つめるほどにマネキンのような感じがしてくる。
セブンイレブンでお買い物をして、またビルを見上げる。
謎の「それ」はまだ街の様子を伺っていて、ちっとも動いていない様子。
見つめていれば動くのではないかと、顔をぐいっと上に向けてじーっとするワタシ。上空の「それ」も負けじと動かず、じーっとワタシを見ている気がした。
諦めて歩き出す。
ホテルギンモンドの入り口あたりで、振り向いてみた。足を止め顔をあげて「それ」を探した。
ややっ。
謎の「それ」は人間だった。
間違いなく人間だった。だって、お顔をこちらに向けているんだもの。上空から「知らない人がジロジロとこっちを見ている」と気が付いたんだと思う。突然恥ずかしくなって、少し早足で会社ビルを目指した。