「ナカムラ用語」のせいなのかしら
朝の駅で、肩をぽんっと叩かれた。
振り返るとトシコさん。あら、おはようございます!
彼女がにこやかな表情で「どうして気がついたかわかる?」と聞く。
あっと気がつくワタシ、2人の声が「靴下!」と揃う。階段の少し先を行くワタシの足元が目に入ったんだと思った。
彼女は短い会話の中で「手がこんだ靴下」という言葉を使った。
改札を抜けて別れた後、ワタシにはあの言い方はできないなぁ...と考える。とっさの会話で「手がこむ」という表現を使える事が、なんだか大人っぽくてうらやましく感じた。
ワタシは普段から乱暴な言葉遣いなんてしない。
もちろん特別に丁寧でもなければ正しくもないのだろうけれど、文末をゴニョゴニョさせたりしないし、語尾をやたらに延ばしたり上げたりもしない。「てにをは」が大胆に間違っている事もないと思うし、若者コトバの頻度もそんなに高くないはずだし、ら抜き表現はしないように心がけている。
だけれどなぜか、ちっとも大人っぽくならない。
平常時(ウキウキ気分炸裂の時は特別だから除外)の話し方は、どうすれば大人っぽくなるのかしら。大人っぽい上に賢そうな(←欲張り)話し方のヒミツは、どの辺りにあるのかしら。
あれかしら。
やっぱり「ナカムラ用語」のせいなのかしら。