(ネタバレします)
ワタシにしては珍しく、少しずつ少しずつ読みました。
帰りの電車で1区切りしか読まないと決めて、時間が余ったときは繰り返し同じところを読みながら、ゆっくり読みました。
たいてい本は「ガーッ」と一気に読むのだけれど(だから編み物との両立が難しい)、本当はこうして、少しずつ少しずつ読んだ方が良いのかもしれないと思いました。
Q&A
恩田 陸

大きなショッピングセンターで、大勢の死傷者が出る「事故」が起きるの。
だけれど原因がわからない。いくら調べても原因がさっぱりわからない。
会話しかない本だった。
質問をする人、答える人。
色々な人が出てくるけれど、彼らは全員、質問をする人か答える人かのどちらかに属しているの。色々な形で事故と関係を持つ人たちが、まるでインタビュワーとインタビュイーのように、会話を続けるの。
さ
ぁ
こ
こ
か
ら
ネ
タ
バ
レ
で
す
。
こ
れ
か
ら
読
む
人
は
気
を
付
け
て
下
さ
い
。
最初からいくつかの会話は、国がアレコレ調べてますっていう雰囲気で、調査員と事故現場にいた人との会話なの。原因を究明するために、どんな些細な事でも激しく主観的な事でも構わないから、話しを聞かせて下さいっていう感じなの。
事故での惨劇の様子がわかってきて、集団でのパニックって怖いんだなって思って、最後にはきっと原因がわかるんだろうと思ってたの。
読んでるうちにいつのまにか、事故の原因はどうでも良くなってきて。
ワリと淡々とした会話のトーンは殊更に仰々しい文章なんかよりもずっと「もしかしてありそう」と思えたし、この会話の部分だけでストーリーを作れそうだとも思ったところもいくつかあったし、概ね順調だったの。
概ね順調だったから。だから。
消防隊員とカウンセラーの会話も、議員先生にお世話になっている人とタクシーの運転手の会話も、シナリオライターと友達の会話も、他の部分と同じ心構えでマヂメに読む事ができたのに。
なんで?
なんで最後でああなっちゃったの?
奇蹟の少女のお母さんと女性記者との会話が、一番良かったと思ってたのに。
どうして最後に摩訶不思議な力が出てきちゃうの?
あれなの?普通に読むと彼女が不思議な能力を持っているように感じるけど、そういうストーリーの行間に、じぇんじぇん違う示唆に富んだアレコレが書いてあるってことなの?ワタシが読み取れないだけなの?
そうなの?
どうなの!?