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2007年4月26日

はてしない物語

(ネタバレます)

このあいだ読んだ「獣の奏者」を読む直前に思い出したのです。
中学1年生の時に図書室で借りた、やけに分厚い豪華な装丁の本のコトを。それは、初めて「読書で徹夜」を経験した本です。

児童文学 → こども向け → だいたい35歳のワタシにはもう...

お陰さまでこのテの「非常にツマラナイ図式」がすっかりなくなったので、読むことにしました。
(どうもありがとう、感謝をしています。)

はてしない物語
ミヒャエル・エンデ 上田 真而子 佐藤 真理子
4001109816

有名なお話だと思うのであらすじは省略して一気に感想(?)を書く、その前に。大切なことをひとつ。

この本は、決して文庫本を買ってはいけません。
大きくて分厚くて豪華でそして高価な単行本を購入するか、たとえ例の透明なシートで覆われていたとしても図書館で借りるか(必ずあります)、そのどちらかでなくてはいけません。
これはとっても大切なコトです。























ページをめくるたびに、夢中で読んだ時の記憶が蘇りました。
最初は座って読んでいたのに途中でお布団にもぐこんだこと、気が付いたらカーテンが明るくなっていたこと。主人公のバスチアンが読んでいる本と自分が読んでいる本の装丁が同じだとわかった時のドキドキ、初めての「読書で徹夜」経験に対する憧れに似た気持ち。

後半にさしかかり、物語の半分までしか覚えていなかった事がわかりました。バスチアンが「幼ごころの君」に名前をつけるところまでしか、覚えていませんでした。

物語の後半は全く覚えていなかったのです。
彼の思う事がファンタージエンで叶うたびに大切な記憶を失ってしまうこと、そのことに気が付く事ができない彼、アトレーユの友情を理解できなくなっていく彼。チクリと痛む胸、だけれど引き返せない彼。

まるで、初めて読んだみたい。

心の半分で物語の劇的な展開を望み、残りの半分で彼が早く人間の世界に戻って欲しいと願う。バスチアンがひとつ何かを忘れるたびに、ワタシはひとつ、自分の大切な物を考える。忘れてしまったこと、忘れてはいけないこと、忘れる事のできないこと。

20年振りに読んだ本。
それは、13歳のワタシと33歳ワタシを結びつけたり切り離したりした。

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