上弦の月は必ず空にある
30番さんのレッグウォーマーの配色と制作上の制限について書こうと思ってパソコンのスイッチを入れて、昨日仕込んだ冷たい緑のお茶をとりに台所に行って、なんともなしにベランダから空を見た。
空には雲がいっぱいで、だけれど、だいたい南と西の間の1ヶ所だけが白っぽくなっていた。雲はゆっくりゆっくり流れていた。しばらく、流れる雲を見る。
雲の隙間から、黄色く光るカーブが見えた。
そのカーブは西側にあった。
ゆっくりと動く雲を待つ。待っている間の心境をサイキンノイシダユウコっぽく書くと「胸がドキドキする」「キモチ盛り上がる」になりそうだけれど、実際はもっと、なんていうか、ワタシにはコトバにする事のできないような、そんなキモチだった。
月が姿を現した。
それはまさしく「西側半分が光っている」形をしている。瞬きを惜しむように月を見ていたら、光を通さない雲が、ワタシの月を隠してしまった。
今夜は上弦の月。
ワタシのキモチやワタシの都合とは全く関係なく、あなたのキモチやあなたの都合とは全く関係なく、上弦の月は必ずお空にやってくる。新月と満月の間に。
今夜は月を眺めよう。
雲に隠れた上弦の月を眺めよう。それは特別なことなのかもしれないのだから。