山の郵便配達
(ネタバレしません、大丈夫。)
どうやって時間を過ごそうかと思い、たまにはそういうのも悪くないだろうと電車に乗る前にフラリと本屋さんへ立ち寄り、なにも考えずになんとなく買いました。ワタシは知らなかったのですが、映画の原作なのだそうです。
電車の中でページをめくると中国語の翻訳だという事がわかり(買う前に何も確かめなかった)、最初は「こりゃダメだ」と思いました。ヘタに普段使っている漢字が出てくるのと中国の人の名前がなかなか覚えられないのとで、中国語の翻訳は大のニガテなのです。
でも、アタリでした。
表題作を含めて、6つの短編が入っています。
どのお話もみんな、中国に住む人たちの気持ちや暮らしや出来事やがとても清々しく綴ってあって、1つ読み終わるたびに、本をギュッとしたくなりました。
ワタシは「沢国(たくこく)」と「過ぎし日は語らず」の2つが、特に好きです。
それから、これはとても大事な事なのですが、読み進みながら、今のワタシに必要なのはこんな風に「ガツガツしていない本」だという事に気がつきました。
