うひゃー、本物だっ!
今日も頑張って働こうと家を出ると、隣のマンションの駐車場の出口からちょうどバイクが出るところ。ピタリと足を止め、お先にどうぞと小さく目礼。相手の人も、いやいやどうぞお先にと右手で合図。
会釈して前を通り過ぎようとしたならば・・・
「あのっ、そのオートバイはっ!!」

うひゃー、本物だっ!
プラモデルの箱とおんなじだっ!
ピカピカでキレイだっ!
普通の道も走れるんだっ!
「はい?」
「そのバイクっ、ドリーム50ですよねっ!?」
「そーです。詳しいですねー。好きなんですか?」
カタカタカタカタ・・・
(ナカムラ頭脳が計算をしている音)
このマンションにいつもバイクを停めているんですか?組み立て方がわからなくて困っているので、プラモデル片手に観察しに来ても良いですか?
→ アヤシイ人だと思われるので、却下。
ちゃんと走るんですか?オイルが漏れたり途中で止まったりしないんですか?普通の道路を走っても大丈夫なんですか?
→ アヤシイ人だと思われるので、却下。
好きとか好きぢゃないとかそういうんぢゃなくて、専属カメラマンとしては、ピカピカで良く走りそうなドリーム50に遭遇するなんてなんだかちょっと信じられなくて。
→ アヤシイ人だと思われるので、却下。
チーン!
(ナカムラ頭脳の計算が終わった音)
「ドリーム50のレースをしている友人がいるんです。」 ← 計算結果。大人として満点。
「へぇ。これはノーマルだから、レース仕様とは違うでしょう?」
「はい、少し違います。」 ← 主にボロさ加減が違うと思っているが、言わない。
アレだねぇ。
普通の道も走れるんだねぇ。