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2007年8月18日

SUPER FOLK SONG~ピアノが愛した女~

(よくわからないけどネタバレといえば激しくネタバレ。)

矢野顕子の「SUPER FOLK SONG」というアルバムが好きで好きで仕方がないワタシは、アレがそれでこうなって、とうとう、このアルバムの録音風景を撮ったDVDを見た。ドキュメンタリー映画みたいだった。

SUPER FOLK SONG~ピアノが愛した女~
矢野顕子
070817_4.jpg

ワタシにとってかなりの勇気と決心が必要なことだった。
初めては勇気が足りなくて、音を小さくし、なんとなく落ち着かずに立ったりウロウロしたりしながら見た。果たして見て良かったのだろうか?と思った。大好きなアルバムの舞台裏は、興味がないという以上に、とても強く「見てはイケナイもの」のような気がしていたから。

昨日の夜2回続けて見て、やっぱり見て良かったと思った。
音楽は手で触ることは出来ないし、ワタシには大好きとニガテの区別は出来ても上手いと下手の判断なんてできないし、だから、何かこう「特別に見てはイケナイもの」だと思っていた。でも、そんなことなかった。

それは、編み物や刺しゅうと同じだった。
思い描いたように弾きたい、思い描いたように歌いたい、出来るはずだと確信する、失敗する、練習する、やり直す、確かめる。そして、完成した作品と笑顔。

ほらね。
おんなじでしょう?きっと、他のことも、おんなじなんだと思う。そのことがわかったら、大好きなアルバムが、もっと大好きになったの。だから、見て良かったと思ったの。




















最初はいきなり、ワタシが一番好きな「塀の上で」で始まる。
だけれどワタシはアルバムを繰り返し聴き続けているので、始まった瞬間に、それが失敗テイクであることがわかる(だって全然違うんだもの)。

しばらくして彼女は、歌うのをやめてしまう。

髪をかき上げたりラララと歌ったり口でドラムのようにテンポを確かめたりしながら、彼女は何度もやり直す。

調子良く進んでいても、ある瞬間に「これも失敗だ!」とわかるので、テレビの前で思わず「あっ」と声を出してしまう。そしてまた、やり直す彼女。

こんな風に作品を作るんだ。
ワタシがただ大好きだー!と聴いているアルバムは、こんな風に完成したんだ。

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