狙われたお菓子
やはり、ハッカのお菓子は狙われていたのである。
いつものように会議室でお昼ご飯を食べていたワタシは、目薬を取りにフロアの机へと向かった。すると、ワタシのお菓子の缶を熱心に観察している社長の姿を発見。
「ややっ!?」
「あ、イシダさん、これ、スースーするやつ?」
「・・・別のお菓子をあげましょうね。」
スースーするやつなら良いのではないかと判断したワタシは、ガムをあげる事にした。ガムなら良い。いくらでもあげよう。なんなら全部あげたって良い。
「これもスースーしますから。大丈夫ですから。」
「ガム?そっちがいい。」
「・・・パピコをあげましょうね。冷たいですから。大丈夫ですから。」
「オレ、スースーするやつが良いんだけど。」
結局、1コだけ、あげることになってしまう。
せっかくあげたのに、あまりお気に召さなかった様子の彼。これできっとお菓子の安全は確保されたのではないかと思うけど、なーんかちょっとだけ、フクザツな心境。