やっぱりニガテ
手芸屋さんに行くもお目当ては品切れ。
駐車場代を節約するべく、ニンジンとタマネギと鶏肉とビールとコーヒーのペーパーフィルターを買おうと地下の食品売り場へ、いざ。
大きな食品売り場はニガテ。
デパ地下は言うまでもなく、大きなスーパーの食品売り場もニガテ。
たとえば一人ドライブで迷子になったとき、ナカムラさんは泣きそうになる。他にもイロイロ、なにか困ったり失敗したり、そういう時はたいてい泣きそうになる。
でも、食品売り場では、不機嫌になる。
ワタシは普段決して短気ではないけれど、食品売り場では一瞬で不機嫌になる。泣きそうにもなるけれど、とにかく不機嫌になる。眉間にはシワ、目は強烈に三角。
一刻も早くその場を立ち去りたい。
日頃のワタシからは想像もできないほど、スタスタと歩く。いや、歩きたいのはやまやまだけれど、周囲の人がノンビリ歩くのでままならない。鶏肉の売り場が見つからない。もうイヤ、とにかくここから脱出したい。
募る不安は一瞬でイライラに変わる。
夕飯の献立を考えながらノンビリ歩いている人に、ガマンができなくなる。試食を勧める漬け物ブースにイライラする。見つからないペーパーフィルターに「ああもうホントに全くもう!!」と怒りをぶつけたくなる。
広い食品売り場は、やっぱりニガテ。
誰かにくっついて歩いても、その時は見栄をはってなるべく普通にあるくけど、本当はココロからニガテ。行きたくない。
野菜は八百屋さんで、鶏肉はお肉屋さんで。
ニンジンとタマネギ下さい。
はい、まいど!
鶏モモをだいたい200gくらい下さい。
あー、215gで良い?
それで良いです。
広い売り場をチマチマと仕切る棚。
何でも売っているけれど、ワタシには上手く探せない。見通しの悪い店内、店員さんの姿はまばらで、お客さんはいつだってノンビリ。
食品売り場は、やっぱりニガテ。