カモナ・マイ・サイト > サイキンノイシダユウコ > 日々順番に読む[仕事の合間に、コンビニエンスストアでポッキーを買った。]
homeblogphotoinfo

« ギリギリ間に合う...かな!? | メイン | 今夜出発、明日は筑波。 »

2007年11月 9日

仕事の合間に、コンビニエンスストアでポッキーを買った。

母は確か、私が小学校の高学年くらいだった頃、近所のクリーニング屋さんでパートを始めた。同級生の何人かはいわゆる「鍵っ子」で、常々それをうらやましく思っていた私は、自分も鍵っ子になれたと、彼女がパートを始めた事をとても喜んだ。

母のいない家に帰り、食器棚の小さな開きを確認する。
いつもそこに、おやつが入っていたからだ。学校から帰るとまず、おやつの扉を確認する癖がついたように思う。種類はいろいろだったけれど、鈴カステラとかりんとうの日はがっかりした。好きだったおやつはなんだろう。

時期は前後するが、母方の祖母が家に来ていた時期がある。
どのくらい滞在したのかは覚えていないが、どうやら母を手伝いに来ていたようだ。彼女と一緒にお風呂に入った時、彼女のヌードが母のそれとあまりに違う事にとても驚いた。祖父母と同居した事もなければ銭湯に行った事もない。年配女性のヌードをまじまじと見たのは、あれが初めてだったのだろう。何がどのように違ったのか、その詳細は省く。

祖母は少し厳しかった。
食べ過ぎてはいけないと、ポポロンを少ししか出してくれない。残ったポポロンは、いつもの小さな開きではなく、その上のガラス戸にしまわれた。私の手の届かない所に。

ガラス戸から、ポポロンが見える。
見えるのに食べられない。祖母の目を盗む事はできても、手が届かない。母ならもっと食べさせてくれるのにと、食器棚の前を通るたびに思った。

仕事の合間に、コンビニエンスストアでポッキーを買った。
いつからなのか、ポッキーは2つに袋分けされている。半日かけて1袋を食べ、残りの1袋は、来週食べようと引き出しにしまう。

ガラス戸の中のポポロン、引き出しの中のポッキー。
そして食器棚の小さな開きの中には、母が用意してくれた、毎日のおやつ。

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.hoppeta.org/cgi/mt/mt-tb.cgi/1382

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)