こんな風に考える事にした
ワタシはだいたい毎日「サイキンノイシダユウコ」を書いている。
晴れた日は青いお空について書き、月を見つければ上弦の月のヒミツについて書く。作品が編みあがれば身に着けた写真を載せ、時々お休みをしたらバックデートでも書く。
雨の日も書く。
青いお空が見えない日も、ワタシは「サイキンノイシダユウコ」に何かを書く。雨など気にしないと書く。雨なんて大キライだと書く。雨とは関係のない事を書く。
それを、読んでくれる人がいる。
彼女はモニターに映る文字の行間にワタシの姿と表情を探し、電話をくれた。特別な用事は何もないのよと、少し久しぶりだったからねと、電話の向こうで彼女は言う。
短く話しをして、電話を切った。
電話を切った後で、ワタシは彼女に「どうもありがとう」と言えたかどうかを考えた。少しわからなくなったけれど、彼女ならきっとワタシが息を吸うその瞬間に気が付いてくれたのではないかと、そんな風に考える事にした。
この考えは決して悪くないと、そんな風に考える事にした。