燃え尽きた
んまー、とにかく面倒なプログラムを作り始めた。
メンドウなだけで難しくはない。難しくはないけどメンドウ。作戦は全部決まって、あとはひたすらタイプするのみ。
何も飲まずタバコも吸わず手を洗いに席も立たず、ハッ!と気が付くと11:45になっている。ランチタイムを挟みまた、何も飲まずタバコも吸わず手を洗いに席も立たず、手が痛い...と時計を見ると16:40になっていた。
「手が痛いぃ」
しっかり声に出す。
社長に「イシダさん、キーボード壊れちゃうぞ、大丈夫か?」と言われた。一気に燃え尽きて次の言葉が見つけられず、黙って彼の顔を見た。
「そんなに見つめるなよ、照れるだろ。」
「・・・。」
「イシダさん、目、デカいよな。」
「・・・子どもの時から言われるんですけど、どうして言われるのか、いつもわかりません。」
それ以降は仕事らしい仕事をせず、シンクを掃除してゴミを片付けて、あとは、椅子の背もたれに体を預けた。