使わないと退化する
一部のマニアな方でなくとも、ワタシが「算数ラララ」である事はかなり浸透しているのではないかしら?なんて思う。
そんな算数ラララなワタシだけれど、どういうワケだかプログラミングを生業としているので、フト思いついた「(編み物の)袖の増し目の計算を機械にやってもらおう」というアイデアを、すぐに形にした。計算の理屈がわかっていれば、それは難しい事ではない。ささっと作れる。
植木算をベースに製図の基本を混ぜたそのロジックは、我ながら簡潔でエレガントで、なかなかに良い仕上がりになった。
「おっ、これでまたひとつラクになったゾ。」
ひとしきり満足した後で、ハタと気が付く。
こんなモノを使っていたら、算数ラララに拍車がかかるに決まっている。携帯電話を使うようになって以来、暗記している電話番号なんて、ひとつもなくなってしまったぢゃないか。脳みそは使わないと退化するって、エラい人が言ってたぢゃないか。
「よそう。うん、なんか、よそう。」
ほんの数回のキーボード操作で、そのプログラムは消えた。
少々惜しいような気もするけれど、欲しくなったらまた作れば良い。算数の理屈は、昨日も今日も明日も変わらないんだもの。