車検
車検に出していた車を取りに行く。
担当外なので良くわからないけれど、代車があるとかないとかそもそも必要ないだとか、そんな理由で、代車はないけど家まで届けてくれるという、そういうコトになっていた。
帰宅した事を電話で伝えると、ちょっと外出しなくてはいけなくなったので少し遅れますと言われる。車屋さんは歩いていける距離なので、取りに行きますから良いですよ?と、テクテク歩くことにした。
いつもの営業マンさんはまだ外出中で、代わりに、つなぎを着た整備担当のお兄さんが応対してくれた。
ガリ勉メガネくん!といった感じの、とてもマジメそうな男の子。
油で汚れたつなぎ、油で汚れた両手。彼がうやうやしく差し出した納品請求書にさっと目を走らせると、ワタシには馴染みの無い言葉がじゃんじゃん並んでいる。
「これはっ。これは気をつけなくてはっ!」
問題のなかった部分、調整した部分、交換して費用が生じた部分。
どうしても隠し切れない「そんなのワタシ、じぇんじぇんワカラナイのよ?」オーラを感じとった(と思われる)彼は、話しを適度にはしょるのではなく、より丁寧に解説するという作戦に出る。ワタシは「どうせわからないから解説は省いて下さい」と先手を打てず、フンフンと黙って話しを聞いた。
心の中でだけ、調子よく相槌。決して声に出さないけれど、調子よく相槌。
「あー、ナントカオイルね、うんうん、知ってる知ってる。漏れたらリタイアなんだよね(←少し間違っている)。うんうん、知ってる知ってる。」
「ブレーキのひきしろね、うんうん、わかるわかる。縫い代みたいなモンでしょう?必要よね、うんうん、必要ひつよう。縫い代がないと洋服が縫えないもんね、わかるわかる。」
・・・とにかくですね。
車検が終わったと、そういうコトなんです。