2010/03/05
ロザリオとそろばんを足して2で割らない
隣に座ったその女性の右手には、とてもカラフルな、大きめのビーズが連なったものが握られていた。キラキラとして、とても目立つ。彼女はそのビーズをひとつずつゆっくりと、数えるように指で操っていた。指先がビーズを操るたびに、キラキラ光る。ロザリオみたいだなと思った。
ずいぶん派手なロザリオだな。
要は数えられれば良いワケだから、地味でも派手でも関係ないか。
それにしてもキラキラしてるな。
地味で高価過ぎるなロザリオもあるんだから、キラキラもあるか。
いや、そもそもロザリオじゃないのかも。電車だし。
くたびれたなぁと思いながらボンヤリと彼女の手元をながめていたら、しばらくして、そのキラキラの全貌が明らかになる。
彼女のそれは、ワタシの知っているロザリオとは違っていた。
長い紐は、並べたビーズの3倍はある。彼女は全てのビーズを紐の端に移動させ、また、指先でビーズを操り始めた。
なんのためのアイテムなんだろう?
何かを数えているに違いない。
でも、何を数えているんだろう!?
ざっくり乱暴に言うと、ロザリオとそろばんを足して2で割らないような、そんなアイテムだと思った。あれは何かを数える時に使える気がした。自分ルールをその都度決めれば、色々な「数」を数える事ができると思う。
ワタシの生活で「数えたいもの」と言えば、編み物がダントツ1位だ。
編み物では「何段編んだ」というのを、数えたい事が多い。長くなるから省略するけど、1,2,3,4と全部数えたい時もあれば、1,3,5,7と奇数段だけ数えれば事足りる時もある。
ロザリオとそろばんを足して2で割らず、その都度自分ルールを決めて使えば、何でも数えられそうな気がした。
彼女が何を数えていたのか気になるけれど、それと同じくらい、お道具箱の中にあるビーズと皮ひもの在庫が気になる、帰りの電車だった。
コメント & トラックバック